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眼表面の生理と疾患

コンタクトレンズ処方 さらなる一歩 2019年  6月 コンタクトレンズの装用感 藤田博紀先生

コンタクトレンズ処方 さらなる一歩 2019年  6月 コンタクトレンズの装用感  藤田博紀先生

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はじめに

コンタクトレンズ(CL)装用を安全に続けるうえで,CLの装用感はもっとも重要な事項の一つである.装用感がよくないということは,単なる異物感と捉えるのではなく,CLが眼表面に対して何らかの機械的なストレスを与えていると考えるべきであり,臨床像との関連性も考慮すべきである.装用感は,乾燥感などの自覚症状を含めて快適性(comfort)と表現されており,CL装用時の眼不快感(CL discomfort:CLD)には最大限の注意を払わなければならない.CLDは「CLと眼の環境との適合性の低下により生じるCL装用に関連した視機能異常の有無を問わない一過性あるいは持続する眼の感覚の異常であり,装用時間の減少あるいはレンズ装用の中止を余儀なくされ得るもの」と定義され,CLDを自覚する割合はCL装用者の半数近くであるとされる.
本稿では,CLDが問題となるタイミングとCLDの原因について述べる.CLDの原因には,温度,湿度,風,エアコンおよびVDT(visual display terminal)作業などの外部環境もあげられるが,レンズとオキュラーサーフェイスの両面から,その対策も含めて述べる.