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コンタクトレンズ処方 つぎの一歩 ~症例からみるCL処方~    2016年  10月 コンタクトレンズにおける個別化医療

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はじめに

コンタクトレンズ(CL)はCL とソフトCL(SCL)の2 種類に大別され、SCL ひとつとっても、素材、デザイン(非球面、トーリック、多焦点、カラーなど)においてさまざまな選択肢がある。SCL は涙液の影響を受けやすく、SCL 装用者の80%以上が乾燥感を訴えるとも報告されている2)。事実、『IOVS 特別増刊号』(2013 年)では、contact lens discomfort(CLD)がまるごと1 冊取り上げられている。それゆえ、SCL 装用においては涙液、眼表面の状態の診断、管理が欠かせない。さて国際個別化医療学会は、「個別化医療(personalizedmedicine)」を以下のように定義している。「バイオテクノロジーに基づいた患者の個別診断と、治療に影響を及ぼす環境要因を考慮に入れたうえで、多くの医療資源の中から個々人に対応した治療法を抽出し提供すること」2)。本稿においては、涙液から考えるSCL 処方の観点から、CL における個別化医療について述べる。