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コンタクトレンズ処方 つぎの一歩 ~症例からみるCL処方~    2017年  4月 CLに付着するタンパク質

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はじめに

涙液層は、油層、液層の2 層に分類され、とくに液層には多くのタンパク質が含まれている。そのタンパク質のなかでも、リゾチーム、リポカリン、ラクトフェリン、分泌型免疫グロブリンA の4 つタンパク質が多く、これらは眼表面において感染防御の重要な役割を担っている。しかしながら、コンタクトレンズ(CL)は眼表面に装着されると、涙液中のタンパク質がレンズに付着し、それが眼表面に悪影響を及ぼすことがある。とくにソフトCL(SCL)は、極性をもち、含水していることから、タンパク質がSCL 内部へ入り込んで付着し、熱などの外部環境により変性し、眼表面でアレルギー反応を引き起こすことが以前は問題となっていた。しかし、20 年ほど前に使い捨てレンズが登場したことや、煮沸消毒が化学消毒に代わったことで、その問題は大きく改善された。眼表面へ悪影響を及ぼすと考えられてきたタンパク質について、最近のタンパク質の分析技術の進化により、新しい知見も得られてきた。